瓜生山歩人

自然、山、生物、好きです。 カメラ、望遠鏡、顕微鏡、など光学機器が好きです。 機械を使いこなし視力を拡大することに魅力を感じるようです。
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カテゴリ:京都周辺山歩き

 先日、久しぶりに京都北山にある廃村八丁に行ってきました。何故に廃村かといぶかしく思われるかもしれませんが、廃村八丁は北山歩きの定番ハイキングコースなのです。それは今に始まったことでなく、昔から北山の定番でした。 京都北山を紹介した名著として有名な森本次 ...

 まもなく五山の送り火がたかれます。京都を取り巻く五つの山肌に火を点し先祖の霊を送る行事です。その中心となるのが大文字山にある大の字です。手軽に登れる京都の絶好の展望台でもあります。 夕日がきれいに望めそうな5日の夕方、火床に上がってきました。  ここから ...

 大文字山には幾つかの登路があります。この日は涼を求めて滝のある鹿ケ谷からの道を選択しました。登り口は銀閣寺の南にある霊鑑寺。ここはツバキで有名な門跡寺院で、普段は非公開です。 川に沿った道を登っていきます。このあたりは鹿ケ谷と呼ばれます。車道の突き当た ...

 このところ暑い日が続いている。あまりの暑さに山へ逃げ出した。向かったのは北山の一峰、雲取山。雲取山というと東京都の最高峰として、また深田100名山の一峰として有名ですが、京都北山の雲取山はこれとは別物。魚谷山周辺とならんで京都の岳人にとっては馴染みの山です ...

 京都から滋賀に抜ける古道はいろいろあるが、最も古いものの一つを白鳥越えという。京都一乗寺から近江の穴太に至る。古路越えとも呼ばれ平安時代以前から使われているが、戦国時代以降はあまり使われなくなったため、正確なルートはよく分らないらしい。 先日、午後から ...

京都北山には峠が多い。峠というと単に尾根上の鞍部というだけではなく、人々が行きかっていた交通路という意味合いが含まれます。今回歩いた道も意図したわけではなく結果として峠をめぐる山歩きになった次第。 まずはバイクで幡枝峠を越える。ここは京都から鞍馬に向かう ...

2回にわたり、瓜生山の忘れ去られた石切り場を紹介してきました。そこでも触れましたが、石切り場周辺は巨木が多く生えています。今回は、その中でも特記すべき巨木を紹介します。巨木というと人の手の入っていない原生林などに多く生えていると考えるかもしれませんが、むし ...

前回、瓜生山山中に残る石切り場跡を紹介しました。そこは、古地図に記載されていた2つある石切り場の東側のものと思われます。もう一つの石切り場はどうなっているのでしょうか?  下の写真は前回紹介した東側の石切り場への入り口となる藪に覆われた正面に延びる谷地形 ...

京都東山の一峰、瓜生山には、かつては、文人が居住し、山城が築かれ、そして白川石が採石され、人々にとって身近な山でした。しかし、現在、人々の生活、意識は都市に局限され、目と鼻の先にある山は無視され、忘れ去られています。興味を持ち山に入る人もいますが、最先端 ...

ここのところ連日よく晴れ暑い日が続いている。近年、気候が暑いか寒いか両極端に偏っている感じがする。春も秋もちょうどいい気候の時期はあっという間に過ぎさり暑いか寒いかどちらか。これも地球温暖化の影響か?先日(5月19日)夕方、大文字の火床に登り写真を撮ってきた ...

愛宕山は京都の西北、ちょうど比叡山と京都市街を挟んで対照的な位置に存在する924mの山です(三角点は890m)。頂上付近には愛宕山神社があり火伏せ・防火の霊験ある神社として人々に信仰されてきました。京都の飲食店などに行くと阿多古祀符 火迺要慎(ひのようじ ...

京都北山といえば西堀栄三郎や今西錦司など日本の登山史の一時代を築いた偉大な先達てを育んだ山域として有名です。なかでも魚谷山(いおだにやま)周辺には北山を愛した岳人たちが山小屋を建て足繁く通った山です。生物学を専攻し今西錦司の著作にも親しんでいた自分も京都 ...

今回はいよいよ森のモンスターを見て行きましょう。伏条台杉の群生地は立ち入り禁止ではありませんが、インストラクターとの同伴を原則としているようです。巨樹は林道から東に延びる尾根上に群生していて、歩道が整備さています。入り口に案内図があり、おもな杉の名称が書 ...

京都北山、その山中に数百年生き続けたモンスターが群生する。そんなモンスターに会いに行ってきた。モンスターとは何のことは無い、杉の巨木である。杉(学名はCryptomeria japonica)は木材としての有用性から広く日本中に植林されているが、近年は花粉症の原因として忌み ...

京都のウラヤマトレッキングの定番といえば大文字山でしょう。適度な高度と、整備された歩道。自然度の高い植生。沢と尾根と変化にとんだ地形。そして京都を代表する風物詩、五山の送り火。その大文字火床からの展望。これだけ魅力の詰まった場所も珍しいでしょう。瓜生山と ...

毎年この時期に訪れる山がある。滋賀県は琵琶湖の南、太神山(たなかみやま)です。この山頂には田上不動があり、とても綺麗なサクラ、御車返しが見られるのです。 この付近の山域は湖南アルプスと呼ばれています。標高は400-500m程度ですが、全山、花崗岩からなり ...

京都の鬼門、東北の方向には比叡山がそびえ、そこに源を発する音羽川は洛北の地、修学院を流れ下ります。勾配が急で、過去の水害を契機に砂防ダムが多数築かれています。音羽の滝というと清水寺にあるのが有名ですが、比叡の音羽川にも音羽の滝が存在したことが知られていま ...

京都市街から北には低いながらも延々と山が続き、日本海に達する。北山と総称される地域だ。そうした山々の間には複雑に谷が入り込み、少し開けた土地には人々の暮らしがあった。しかし、そうした村落の多くが廃村やその危機に陥っている。交通が不便で冬には雪も大量に降る ...

京都は三方を山で囲まれている。京都を出るには南の大阪方面へ行く以外は山を越えなければならない。峠道、ないしは山越え道である。東の近江国(滋賀県)へは古くから多数の山越え道がひらかれていた。代表的なものは東海道であり、現在の三条通りがそれにあたる。これ以外 ...

先日(3月30日)天気がいいので思い立って沢ノ池を歩いてきたのでそのときの写真をご紹介。 自転車で鷹峯まで行き、紙屋川沿いの林道の適当なところで乗り捨て歩き始める。鷹峯は京都の北西、金閣寺のさらに北側、本阿弥光悦が移り住んで開けた場所。光悦寺や源光庵などでも ...

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