前回に続き2018年を写真で振り返ってみましょう。 今回は2月の写真から。 京都の景色とともにお楽しみください。




 節分の風景

 節分とは狭義には立春の前の日のこと。 太陰太陽暦を用いていた昔は立春のころが年の始まりですから、その前日の節分は現在の大晦日といったかんじでしょうか。 今も豆まきの風習が残っていますが、神社仏閣でもさまざまな行事が行われます。 そんな京都の節分の風景を見て回ってきました。

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 まずは八坂神社の風景です。 ここは祇園も近く芸舞妓が登場して華やかです。 花街では今でも節分の日には仮装をする風習があり、お化けと呼ばれます。 奇抜なものに変装して鬼や災いからやり過ごすという、江戸時代から続く伝統のようです。 これで思い出すのはハロウィンです。 こちらは古代ケルト人の風習に由来していて、一年の終わりの夜、仮装して悪さをする精霊や魔女から身を守るということのようです。 洋の東西で同じような風習が行われていることに興味を覚えます。 近年は日本でも若者を中心に一般化してきて、街中で騒動を引き起こすなど問題になっているのはニュースでもおなじみです。 なにも舶来の習慣を真似なくても、日本にも同じような風習があったのだから、節分に仮装して町へ繰り出せばいいのにと思いますが如何? 
 豆を撒く写真のおねえさんもお化けの仮装。 こんなおばけなら怖くありませんね。

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 豆撒きも終わり舞台から降りてくる綺麗どころのお姉さん方。 各人視線がばらばらでちょっと面白い絵になりました。

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 こちらは壬生寺の節分会の風景。 壬生寺というと新撰組の屯所が近くにあり、新撰組ゆかりの寺として知られます。 また壬生狂言が伝えられていることでも有名です。 その壬生狂言が演じられる節分祭も多く人で賑わいます。 写真のように地元の人で大混雑でした。

 節分の風習は平安時代から宮中で行われていた追儺(ついな)という行事が起源と言われますが、現在では各家庭、神社や寺院でも行われています。 神社では節分祭、寺院では節分会と呼ばれることが多いようです。「鬼は外」「福は内」の豆撒き、柊鰯などよく知られていますが、各地にさまざまな風習があるようです。 恵方巻(太巻き寿司を恵方の方向を向いて丸かじりする)といった大阪ローカル(?)な風習も知られるようになってきました。 節分が季節、年の変わり目として古くから大切にされてきたことの現れでしょう。 

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 さらに西に向かい松尾大社の節分祭も覗いてきました。 ごらんのように豪華絢爛、迫力ある鬼が激しく舞い踊り、見ごたえ十分です。 鬼といっても神社によりバリエーションがあり面白いものです。 節分の鬼踊りで有名な蘆山寺の鬼は以前紹介しました(リンク)。 

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 休憩中も人々の間を回ってサービス精神満点。 小さな子供は怖くて泣き出しました。

(2018年2月2日、3日 撮影)



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 松尾大社からの帰り道、桂川沿いのサイクリングロードを走っていると、西日を受けた畑のネットがオレンジ色に輝いていました。

(2018年2月3日 桂川河川敷)



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 「太陽を灯す」
 前回に続き植物園のスノードロップ。 花弁が太陽のランプシェードのようです。 

(2018年2月5日 京都府立植物園)



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 「冬の落日」
 京都造形芸術大学の学園祭での一こま。 ここは瓜生山の登山口(下山口)でもあり、また、頻繁に展覧会などをやっているのでちょくちょくお邪魔します。 作品を展示している部屋のガラス窓には、冬の落日が美しく写りこんでいました。

(2018年2月12日 京都造形芸術大学)



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 「寒の水行」
 松ヶ崎大黒天で行われる加持大祭に初めて行ってきました。 寒さ厳しいこの時期の水行。 見ているだけでこちらも寒くなってくるようです。 

(2018年2月15日 松ヶ崎大黒天)



 京都マラソン

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 今年で7回目となる京都マラソン。 京都の風物詩となってきた感じです。 府立植物園内がコースとなっていてそこでの一こま。

(2018年2月18日 京都府立植物園)



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 「カンザキハナナ咲く琵琶湖畔」
 琵琶湖の沿岸にある守山市第一なぎさ公園には、寒さ厳しいこの時期に開花するカンザキハナナ(寒咲花菜)が植えられています。 よく写真を見ていて行きたいと思っていたのですが、今年初めて訪れました。 琵琶湖は土手に隠れて写っていませんが、すぐ向こうが琵琶湖、背景は対岸の比良山系の山々です。 花はよく咲いていましたが、山の雪はちょっと少なく迫力不足でした。 一足先に春の訪れを予感させる良い風景でした。

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 土手を越えて琵琶湖畔に下りてみました。 手前に流木を配して一枚。
 冬の季節風に荒れた琵琶湖は、荒海のような波を打ち返しています。

(2018年2月20日 守山市第一なぎさ公園)



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 買い物ついでに寄り道した本満寺。 ここは枝垂桜、八重桜、そして牡丹が有名なところです。 2月とあっては花は期待できませんが、お堂の軒下に猫がいてモデルになってくれました。 古い木目の質感とネコの模様が渋く調和しています。

(2018年2月26日 本満寺)



 植物園にて

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 植物園では、春を先取りしようと寒さ残るこの時期に、早春の草花展が開かれます。 簡易温室の中、ここだけは春の到来といった感じにさまざまな花が咲き誇っていました。

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 野外にも梅が寒さに震えて咲いていました。

(2018年2月27日 京都府立植物園)