今回も京の祭の風景をお届けします。

 5月15日は京都三大祭の一つ、葵祭ですが、今年は同じ日に、嵯峨にある車折神社の三船祭が行われました。葵祭は昨年紹介しているので、今年は三船祭が繰り広げられる嵐山まで出かけてきました。名前の通り嵐山の桂川に船を浮かべて、王朝絵巻が繰り広げられます。

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 「三船祭で賑わう嵐山」
 渡月橋の上流に葛野大堰(かどのおおい)と呼ばれている堰があります(写真手前の木杭)。その上流の緩やかな流れが祭の舞台です。

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 「小倉山と雅な舟遊び」
  船の上で舞楽が舞われます。背景のこんもした山が小倉山。藤原定家が百人一首を編纂した場所として有名です。

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 「雅な舟遊び」 
 こちらは今様保存会の白拍子による今様が披露されています。
 写真を撮り損ねましたが、清少納言に扮した十二単姿の女性による扇流しも行われます。

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 「新旧の舟遊び」
 様々な演芸が披露される船と、見物する人を乗せた船、それらが川を行き交います。中にはこんな一団も。SUP(スタンドアップパドル)というようですね。最近知りました。カヌーとサーフィンの中間系のようなものでしょうか?

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 「渡月橋から比叡山を望む」
 渡月橋の上流から見た渡月橋と比叡山の眺め。

(2016年5月15日撮影)


 以下は、よりローカルな地元密着のお祭り風景です。

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 「交通整理」
 出町柳を自転車で走っているとお神輿の巡幸に遭遇しました。河原町通りにはお巡りさんがでて交通整理。お神輿は枡形商店街に突入していきます。さて、どこの神社のお祭だろうとお神輿のあとをつけていきました。

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 「クライマックス」
 枡形商店街を抜けると寺町通りを北上します。そう上御霊神社のお祭でした。暗くなった境内にたどり着いたお神輿は高々と差し上げられ、歓声と興奮の頂点です。

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 「どれにしようかな」
 上御霊神社の境内は昔ながらの的屋の屋台が軒をつなれ浴衣姿の地元の子供たちで大賑わい。

(2016年5月18日撮影)


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 「お神輿巡幸」
 こちらは下御霊神社の還幸祭の風景です。

(2016年5月22日撮影)

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 「祭の後」
 上御霊神社の還幸祭後の境内。ひっそりと静まった夕闇迫る境内に、提灯の灯りに照らされた煌びやかなお神輿がその存在を主張していました。

(2016年5月23日撮影)


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 「暑い熱い」
 東山七条にある智積院の青葉祭に行ってきました。境内や長谷川等伯の国宝襖絵などが無料拝観できるというのにつられて。まだ6月というのに非常に暑い日でした。それにくわえて護摩が焚かれ炎の熱さも合わさって、見る方も行う方も大変です。

(2016年6月15日撮影)