前回に続き京都の紅葉(12月以降)の写真をお届けします。

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 高野川の川辺にて(12月2日撮影)。
 ナンキンハゼでしょうか? パステルカラーの色付きが目を引きます。

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 雲沸く比叡山中腹の斜面(12月3日撮影)。
 このあたりの山は自然林が主体ですが赤く色付く木は少なく常緑樹の緑と黄色か茶色が主体の地味な色付きです。雨上がりの悪条件ですがこうした風景も落ち着いていいものです。
 この写真、実は家の中から窓越しに撮ったもの。日々の、そして時々の光、そして雲や風など気象の変化が東山に彩りを与える景色を居ながらに眺められるのもありがたいものです。

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 瓜生山山中にて(12月4日撮影)。
 ここは以前紹介した瓜生山山中にある石切り場跡の風景。この付近はカエデが多く生えています。日当たりがあまりよくなく色付きはいまいちですがそれでも十分綺麗です。右の巨木はムクノキ。

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 京都御苑にて(12月5日撮影)。
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 京都御苑内にある閑院宮邸跡にて(12月7日撮影)。
  京都御苑として整備されている国民公園は京都御所とその周辺、昔は公家や宮家の建物が立ち並んでいた所です。そうした宮家の跡地、閑院宮邸跡が公開されています。御苑内を歩き回ったあとなど、一休みするのにも便利な穴場です。
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 京都御苑内にある九条池にて(12月7日撮影)。
 この池は御苑の南にある公家、九条家の遺構です。泳いでいる水鳥はマガモの夫婦(たぶん)。水面に写る秋色が複雑に絡み合い魅力的です。

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 京都造形芸術大学キャンパス内にて(12月8日撮影)。
 瓜生山の南西、茶山にかけての斜面に広がる京都造形芸術大学。斜面には木々が生い茂り、ご覧の見事な紅葉が見られました。背景の竹の緑と青空が逆光に輝く赤い紅葉を引き立てます。 
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 バプテスト病院付近の山中にて(12月8日撮影)。
 ここは瓜生山に延びる登山路の出発点。逆光で金色に輝く紅葉が星のよう。
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 北白川幼稚園付近にて(12月8日撮影)。
 この付近は山の急斜面に家々が建ち並び、車も通れない細い坂道が通じています。幼稚園はその天辺。ここに通う園児は足腰が鍛えられそうです。

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 高野付近の小さな公園にて(12月11日撮影)。

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 京都御苑にて(12月12日撮影)。
 ドウダンツツジがひっそりと色付いていました。
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 京都御苑にて(12月12日撮影)。
 御苑内にある迎賓館の前の紅葉が見事に色付いていました。
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  京都御苑閑院宮邸跡にて(12月12日撮影)。
 散り敷かれた紅葉の落葉の上に自分の影が写っていました。普通に撮れば影が暗く写るのですが、露出をオーバーにして影に露出をあわせると、まるで紅葉をまとった異人が出現したようにみえませんか? 影の中に現実が隠れています。

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  京都御苑にて(12月12日撮影)。
 御所の中の紅葉が塀越しにのぞいていました。御所は春と秋に一般公開していますが、秋の公開時期は紅葉にはちょっと早いのです。

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 京都御苑九条池にて(上下とも、12月20日撮影)。
 水面に写る秋色がまるで抽象画のよう。
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 下鴨神社糺の森にて(12月20日撮影)。
P1270101_R 下鴨神社糺の森にて(12月20日撮影)。
 この鯉は背骨が曲がっていました。錦鯉ならさらに色を添えたのでしょうが、暗く沈んだ色調に紅葉の赤がより引き立ちました。 
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 下鴨神社糺の森にて(12月20日撮影)。
 こちらは露出オーバー気味、ハイキーにしてみました。糺の森は京都でも最も遅くに紅葉が見頃になります。今年は12月後半になってもごの様子。それでもこれで見納めでしょう。一方で昨日は京都御苑や北野天満宮では梅の花がほころんでいました。これも地球温暖化の影響でしょうか。今後も気象を始めとした環境の変化が日々の暮らしに予想もしなかった影響を及ぼすことを覚悟しなくてはならないのでしょうか。